ガソリンなどの価格高騰を抑えていた政府の補助金が、19日から減額となります。冬に欠かせないエネルギーの値段が上がるのを前に、盛岡市のガソリンスタンドでは、駆け込みで給油をする人の姿が見られました。 記者「盛岡市内のガソリンスタンドです。こちらのガソリンスタンド、多くの人が給油をしに来ていて、満車の状態です」 　19日から政府の補助金が段階的に縮小されるガソリン。19日から店によって1リットルあたり5円程度、さらに来月16日以降、また5円程度の値上げが見込まれます。 　盛岡市内にあるこちらのガソリンスタンドは、値上げ前に給油しようとする人や灯油を買いに来た人で混雑しています。 給油した人 「冬になってくると車もよく使うようになると思うので、値上げはちょっと困る。はっきり言って。税金が下がると言っていた。ガソリン税が。早くやってほしい」 「3台車があるのでちょっと大変。ガソリンもいっぱい使うので、大変です。やっぱり」 　石油情報センターによりますと、16日時点の県内のレギュラーガソリンの1リットルあたりの平均小売価格は169.2円で、前の週に比べ0.1円の値上がりとなりました。 　また、灯油18リットルあたりの平均価格は、店頭が先週より1円安い1994円、配達は先週より2円安い2122円でした。 　来週について石油情報センターは、「補助金の減額により、19日以降卸価格が5円程度上がるため値上がりになる」としながらも、「安く仕入れた在庫がある場合や 他店との競争で値上げ幅を緩やかにする店もあるのではないか」と予想しています。