年内決定の予定が… JR松江駅前の街づくりのデザイン案の決定を来年度に延期 さまざまな案が出るもまとまらず 「皆さまの話を全部盛り込むと総花的にもなる」 島根県松江市
一畑百貨店の閉店をきっかけに本格的な話し合いの始まったJR松江駅前の街づくり。今年中に方針を決めるとしていた「松江駅前デザイン会議」は、12月27日に、決定を来年度に延期すると発表しました。 松江商工会議所 田部長右衛門 会頭 「狭いんですよ松江駅前。その狭い中で皆さまが言われるあれを作れ、これを作れって話を全部盛り込もうとすると、まさに総花的にもなりますし」 松江市や商工会議所などが官民で作る松江駅前デザイン会議は、27日にデザイン案のとりまとめを延期すると発表しました。これまで、駅前に商業性や公益性を備えた複合ビルを整備計画や、駅から回遊する導線づくりなどが話し合われてきました。一方で、バスターミナル機能を強化するため、松江テルサを撤去する案については、松江市議会からもさまざまな意見が出ていました。 こうした中、27日の会議出席者から「市議会の意見も会議に反映させる」などの声が上がりました。さらに、年内に発表するとしていた一畑百貨店跡地の活用方法についてもー。 松江商工会議所 田部長右衛門 会頭 「やっぱり民間同士のお話もありますし、あとはやっぱり金額的にも大きい話になってきますので、こちらももう少し時間がかかるかなと思っています」 デザイン案の決定延期が今後の事業に与える影響も懸念され、松江市や商工会議所の調整力が問われる事態に。デザイン会議は、改めて複数のプランを考え、来年度中にデザイン案を決めたいとそています。
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