一筋じゃないのに!? クラブの“象徴”となった名手(4)珍しい大学院卒! 世界最高峰のCB
下部組織からクラブ一筋で、トップチームに昇格してそのクラブでプレーを続ける選手もいれば、育ったクラブを離れて移籍先でバンディエラとして愛された選手も多く存在する。今回は、実はクラブ一筋ではない意外な経歴を持ちながら、現在や過去にバンディエラとして愛されている選手を紹介する。
DF:ジョルジョ・キエッリーニ(元イタリア代表) 生年月日:1984年8月14日(39歳) 所属歴:ユースキャリア/リヴォルノU-19(2000年) プロキャリア/リヴォルノ(2000~04年)、ユベントス(2005~22年)、ロサンゼルスFC(2022~23年) 期限付き移籍/フィオレンティーナ(2004~05年) イタリアの強豪ユベントスのイメージが強いジョルジョ・キエッリーニだが、実はユベントスの生え抜き選手ではない。リヴォルノの下部組織出身で、トップチームに昇格しリヴォルノでプロキャリアをスタートさせた。2004年にフィオレンティーナに移籍し1シーズン過ごすと、翌年にユベントスへ加入した。2010年にはトリノ大学の経済学部を卒業して、2017年に同じくトリノ大学の大学院を満点で卒業。世界でも珍しい“大学院卒”サッカー選手であった。 ユベントスではセリエA9連覇に貢献し、同クラブの一時代を担ってきた。2021/22シーズンを持って17年間在籍したユベントスを離れ、2022年6月にロサンゼルスFCへ加入。MLSカップのタイトルを獲得するなど、アメリカ合衆国でもその類稀なDFセンスを発揮していた。昨年12月に現役引退を発表している。
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