伊澤彩織「人生で一番戦いました」池松壮亮と壮絶バトル『ベイビーわるきゅーれ』第3弾完成
俳優の高石あかり(「高」は「はしごだか」)と伊澤彩織が27日、都内で行われた映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の完成披露上映イベントに出席。シリーズ3作目の撮影を振り返った。壇上には、共演者の池松壮亮、前田敦子、本作のメガホンを取った阪元裕吾監督も登壇した。 【画像】高石あかり、前田敦子との共演が刺激に!完成披露フォトギャラリー 本作は、社会に馴染みたくない2人暮らし女子のモラトリアムなゆるい日常を描くアクションコメディーの第3弾。任務のため宮崎県にやって来たプロの殺し屋コンビである杉本ちさと(高石)と深川まひろ(伊澤)が、同じターゲットを狙う一匹狼の殺し屋・冬村かえで(池松)に出会い、窮地に追い込まれる様を描く。
本作で挑んだ演技について高石は「1作目はすごく感覚的にお芝居していたんです。2作目でどうしていいか悩んだんですけど、監督から『今の高石さんで演じてください』と言っていただいて救われました。今回は伊澤さんと二人でいる時に、“私たちは一つです”というのをテーマに掲げて演技をしました。それが作品を観てもらうと伝わると思います」と感慨深げにコメント。伊澤も「あかりちゃんと同じような気持ちで演じてました」と共感する。
前田は、そんな二人に食ってかかる、ちさと&まひろの先輩・入鹿みなみを演じており「嫌われなければいいな……と思いながら演じていました。阪元監督の作るセリフがとにかく面白いので、その言葉の面白さを信じながら演じていました」と撮影を回顧。高石はそんな前田との共演が刺激的だったといい「お芝居がすごく好き。怒る時の声の発し方が普通と違っていて、独特でした。前田さんに叱ってもらえるのが嬉しかったです」と共演を振り返っていた。
一方、伊澤は池松とのアクションシーンが印象的だった様子。「人生で一番戦いました。人って、こんなに一日で戦えるんだって驚きました」とコメント。かなりの気合を入れて挑んだようで「一対一の時の精神力の持っていきようとか、今もう一度やってと言われてもできない」と撮影時の心境を明かすと、池松は「これまでいろんな人とアクションで向き合ってきたんですけど、あまりも素晴らしくて。普段出していない力を出さないとこの人とは戦えないと思いました」と伊澤のアクションを絶賛していた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』は9月27日より新宿ピカデリーほか全国公開