日大鶴ヶ丘、武蔵を5-2で下し関東大会予選へ
令和5年度東京新人戦(新人選手権大会)が25日、都内各地で行われた。第5地区準決勝では日大鶴ヶ丘が5-2で武蔵に快勝した。 【フォトギャラリー】武蔵 vs 日大鶴ヶ丘 開始早々から勢いよく前に出る日大鶴ヶ丘は4分、MF8吉山勇紀がGKの弾いたボールを左足で狙うもこれはゴール上へ。13分には中央をドリブルで仕掛けたFW11柳沼壮良がシュートを放つも右へ外れてしまう。日大鶴ヶ丘は攻守の切り替えが早く、奪ったボールを素早く攻撃に繋げ主導権を握る展開に。 試合が動いたのは20分。日大鶴ヶ丘が前線からプレスをかけ、ボールを奪った柳沼がGKの頭上を越える見事なループシュートでゴールネットを揺らす。勢いに乗る日大鶴ヶ丘は32分、CKからDF2西原夏輝がヘディングで合わせるもこれは、クロスバーを直撃。攻勢を強める日大鶴ケ丘は直後の37分に欲しかった追加点をあげる。ロングボールを前線へ入れると、武蔵DFのヘディングのクリアがゴール中央へ流れ、そのボールに反応した柳沼がダイレクトで左足を振り抜き2点目をゲット。さらに前半終了間際には、武蔵GKのクリアをMF10橋本朱唄がブロックすると、そのボールがそのままゴールに吸い込まれ、日大鶴ヶ丘が3点リードで試合を折り返す。 後半になっても攻撃の手を緩めない日大鶴ヶ丘は開始早々に、武蔵最終ラインからのビルドアップを奪った吉山が自らドリブルで仕掛け、GKをよく見て冷静に決めて4-0。73分にはFKからのボールをファーサイドで待っていたDF3松尾空が中央に折り返し、そのボールをDF4須賀涼汰がゴールに流し込み5点目をあげる。 何とか一矢報いたい武蔵は、80分にGK1渡邊煌太朗のパントキックがMF10左右田慶へ繋がり、その左右田がドリブルからシュートを放ちゴールネットを揺らす。さらに武蔵は後半アディショナルタイムにPKを獲得。そのPKを左右田が蹴り込み3点差とするも、ここでタイムアップ。5-2で日大鶴ヶ丘が快勝し、第5地区決勝と関東大会予選進出を決めた。なお、日大鶴ヶ丘は3月17日に第5地区決勝で日大二と対戦する。 (文・写真=古部亮)