PlayStation 4 Proと同レベルのPCを自作するとどれくらいお金がかかるのか
ただし海外のフォーラムなどでは、GTX750tiに近いかそれを下回る性能ではないかと推定する声も見受けられます。 PS4 Proは市販のビデオカードを利用しているわけではなく、一般的なベンチマーク計測に対応しているわけでもないため、浮動小数点演算に基づいて性能を一般化しているに過ぎません。よって性能について様々な見解があるのが現状と言えます。 GTX1060相当であるとしても、GTX750ti相当であるとしても、少なくともPCをゲーム用途で使う際の性能に置き換えて考えると「最新のリッチなゲームを快適に遊べる性能」とはあまり言えないでしょう。
PS4 Pro相当のパソコンを自作した場合、予算はどれくらい?
PS4Pro相当のパソコンを自作した場合、予算はどの程度かかるのでしょうか。まず主要なパーツのみで価格の目安を見てみましょう。 ・【グラボ】GEFORCE GTX 1060:29,900円(2024年8月時点・新品) ・【メモリ】DDR5-4800(※2枚セット):7,780円(2024年8月時点・新品) ・【ストレージ】クルーシャル CT1000BX500SSD1JP:15,755円(2024年8月時点・新品) CPUについては、AMD Athlon 5350やIntel Core i3-4130を「新品」で2024年現在、購入することは筆者が調べた限り難しいと見られます。代替品としてIntel Core i3シリーズの最新CPUを新品で買う場合、目安としては1万3000円~1万5000円ほどです。 主要パーツを足すだけでも、グラボ+メモリ+ストレージ+CPU(代替品)の合計金額は7万円弱となります。PS4 Proの定価は39,980円(※2018年の価格改定後)であるため、PS4 Proの安さは際立っていると言えるでしょう。 さらに自作PCを実際に組む場合、上記の主要パーツに加えて電源や光学ドライブ、マザーボード、OS、キーボード、ゲームパッド、ケース、ファンなどが追加で必要となります。 総じて「PS4 Pro相当の性能を目指して高額な自作PCを組む」必要は、ないと言えるでしょう。2024年現在の水準から見ると、PS4 Pro相当の性能の自作PCは「ゲーミングPC」として見るとかなり性能面で苦しいです。 自作PCを組むならば、もう少し予算を足したうえでPS4やPS5を大きく上回る性能のマシンを作ることを目指すことをおすすめします。PS4 Pro相当のマシンを組む場合は、中古パーツやジャンク品を集めて安価なマシンを一種の実験や遊びとして組む程度に留めると良いでしょう。
オトナライフ