【UFC】朝倉海の戦いたい相手はバンタム級王者・ショーン・オマリー「そこを倒すのが目標」、朝倉未来「超厚待遇みたい」──海を巡るライバルたちとは?
◆「UFC初の日本人王者」を目指すのは朝倉海だけじゃない
そして「UFC初の日本人王者」を目指すのは、海だけではない。バンタム級には、レスリングU-23世界選手権覇者でUFC3連勝中の中村倫也と寝技師・風間敏臣、フライ級には15戦無敗・UFC5連勝中の平良達郎(6月16日、5位のアレックス・ペレスと対戦)、9戦無敗のPANCRASE王者・鶴屋怜(6月30日、vs.カルロス・ヘルナンデス)も世界最高峰の頂を狙っている。 ◆UFC日本人選手 木下憂朔(ウェルター級)UFC0勝02敗 中村倫也(バンタム級)UFC3勝0敗 風間敏臣(バンタム級)UFC0勝2敗 平良達郎(フライ級)UFC5勝0敗 鶴屋 怜(フライ級)UFCデビュー 魅津希(女子ストロー級)UFC2勝1敗 ◆『ROAD TO UFC 2024』準決勝進出選手 原口 伸(フェザー級) 河名マスト(フェザー級) 透暉鷹(バンタム級) 本野美樹(女子ストロー級) そして、海が向かうオクタゴンには、どんな世界のライバルたちが待ち構えているのか。バンタム級王者オマリーの次期挑戦者候補には、海の練習仲間であるドバリシビリがつけており、フライ級では平良vs.ペレス、モカエフvs.ケイプが新たなコンテンダー候補となるだろう。 ◆UFCバンタム級ランキング(6月11日付) 王者 ショーン・オマリー 1 メラブ・ドバリシビリ 2 コーリー・サンドヘイゲン(8.3 vs.ウマル) 3 ピョートル・ヤン 4 マルロン・ヴェラ(8.3 vs.フィゲイレード) 5 ヘンリー・セフード 6 デイブソン・フィゲイレード(8.3 vs.ヴェラ) 7 ソン・ヤドン 8 ジョゼ・アルド 9 ロブ・フォント 10 ウマル・ヌルマゴメドフ(8.3 vs.サンドヘイゲン) 11 カイラー・フィリップス 12 マリオ・バティスタ 13 ドミニク・クルーズ 14 ジョナサン・マルチネス 15 ペドロ・ムニョス ◆UFCフライ級ランキング(6月11日付) 王者 アレッシャンドリ・パントージャ 1 ブランドン・ロイバル 2 ブランドン・モレノ 3 アミル・アルバジ 4 カイ・カラ・フランス 5 アレックス・ペレス(6.15 vs.平良達郎) 6 ムハンマド・モカエフ(7.27 vs.ケイプ) 7 マネル・ケイプ(7.27 vs.モカエフ) 8 マテウス・ニコラウ 9 スティーブ・エルセグ 10 ティム・エリオット 11 マット・シュネル 12 タギル・ウランベコフ(6.15 ジョシュア・ヴァン) 13 平良達郎(6.15 vs.ペレス) 14 ダビッド・ドボジャーク 15 コーディ・ダーデン(7.20 ブルーノ・シウバ) 『RIZIN.47』で榊原信行CEOからリング上に呼び入れられた朝倉は、「今日は皆さんに重要なお知らせがあってこの時間をお借りました。僕はRIZINのベルトを返上してUFCへ行きます。詳しい内容は近日中にUFCからアナウンスがありますが、正式にUFCとの契約が決まっています。 嬉しい報告なんですけど、すごく寂しい気持ちです。何者でもない僕が格闘家として男として認められたのはこのRIZINのおかげだと思っています。去年の大晦日にベルトを巻いて、チャンピオンとして一度も防衛戦をせずにUFCへ行くことを背中を押してくれた榊原さんに感謝します。6年間戦わせてもらって、大晦日に3年間負けて、ベルトも2回獲りました。必ずUFCでチャンピオンになります。そして世界中のファンをつれてここに戻ってきます」とUFC行きをファンに報告。 榊原CEOは、「UFCにお願いされて行くんじゃない。UFCに求められて行く。日本人初の、アジア人(男子)初のチャンピオンになって戻って来いよ」とエールを送り、海は「約束します」と力強く答えている。 海を渡る朝倉海のライバルたちを知ることで、修羅の世界の戦いの意味が見えて来る。2024年下半期デビューまでのオクタゴンのファイトにも注目だ。