藤田菜七子騎手

　日本競馬界が大きく揺れている。競走馬の馬主で、競馬番組のＭＣも務めていたお笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二メンバー（４１）が７日に不同意性交などの疑いで書類送検。１１日には、女性人気ジョッキーの藤田菜七子騎手（２７）が突然の引退届を提出したことも明らかになった。競馬界で相次ぐ衝撃ニュースにＳＮＳでは心配する声も出ている。 ◆今村聖奈ら、ドレスアップした女性騎手が藤田菜七子を祝福【写真】 　第１波は斉藤メンバーの醜聞。７月にロケバス内で２０代女性に性的暴行を加えたとされ、警視庁に書類送検。所属する吉本興業も契約を解除した。斉藤メンバーは熱烈な競馬ファンとしても知られ、オマタセシマシタ（牝・４歳）の馬主でもあり、人気者の不祥事は笑い界だけでなく、競馬ファンにも衝撃を与えた。 　第２波は藤田の”電撃引退”。きっかけは文春オンラインが９日、藤田が調整ルーム滞在時に通信機器で外部との通話やメッセージをやりとりしていたなどと報道。ＪＲＡは１０日、「２０２３年４月頃まで複数回にわたり、調整ルーム居室内に通信機器（スマートフォン）を持ち込み、通信していた」として騎乗停止処分を発表した。 　藤田は日に引退届を提出したが、根本康広調教師が昨年の事案については既に自己申告して口頭厳重注意を受けたと主張。両者の言い分が食い違っている。今後さらに新たな事実が判明する可能性もある。 　８月には若手騎手が函館競馬場に自動車で乗り込み、芝コースの一部を破損させた問題も発覚した。Ｘ（旧ツイッター）では「どうなってんだ、競馬界…。色々酷いぞ」「流石に競馬界不祥事多すぎだろ」「競馬界もなんだか最近不穏な感じです」「ちょっと理解が追いつかないくらい競馬界に色々蔓延っててしんどい」「何か今の競馬界嫌だわ。最近、競馬に対する求心力なくなってたしな。離れる良い機会かもしれん」などのコメントが並んだ。