「去年よりも大きく脂の乗りもいい」100年続く伝統のワカサギ漁が最盛期 宮城・登米市の長沼
東北放送
宮城県登米市の長沼では、100年続く伝統のワカサギ漁が最盛期を迎えています。 登米市迫町にある長沼では毎年11月末頃からおよそ3か月間、ワカサギ漁が行われます。50年前から漁をしている阿部正一さん。 【写真を見る】「去年よりも大きく脂の乗りもいい」100年続く伝統のワカサギ漁が最盛期 宮城・登米市の長沼 16日は、2日前に仕掛けた定置網5個を回収し体長7センチほどのワカサギをおよそ10キロ水揚げしました。長沼のワカサギ漁は100年以上前から行われていますが、外来魚にワカサギが捕食されるなどの被害を受け一時、存続が危ぶまれました。長沼漁協ではおよそ20年前から外来魚の駆除を続け今シーズンは連日、5キロ程の水揚げが続いています。 ワカサギ漁師 阿部正一さん: 「ワカサギは冬が産卵期になる。沖から岸の藻に産卵するため岸に寄ってくる。それを網をかけとる。去年よりもワカサギが大きく脂の乗りもいい」 阿部さんが獲ったワカサギは長沼近くの飲食店などで提供、販売されています。 現在、長沼でワカサギ漁を行っているのは6人です。ワカサギ漁は長沼の冬の風物詩になっています。
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