今日は「タイヤの日」ドライバーにタイヤの需要性を知ってもらい、正しい使い方をアピールするために制定【今日は何の日?4月8日】
パンクしないエアレスタイヤの実用化も近いか
約130年前、空気入りタイヤが発明され飛躍的な進歩を遂げたタイヤだが、現在は空気のないタイヤ、エアレスタイヤの開発が大きな注目を集めている。 タイヤに封入されている空気は、路面からの衝撃を緩衝する重要な役を担っているが、空気があるからこそタイヤはパンクしたりバーストしたりなどで走行不能になる。エアレスタイヤが実用化されれば、そのリスクが低減し、タイヤの寿命は延び、空気圧の管理も不要になるのだ。 エアレスタイヤは、メーカーによって多少の違いはあるが、通常の空気入りタイヤのサイドウォールがなく、衝撃を吸収する樹脂やゴムのなどの複合材料で構成された多数のスポークの外周にトレッドゴムを張り付けた構造。通常のタイヤの空気の代りとなるバネ特性を持つスポークの形状や材料に、メーカー独自のノウハウが生かされ、このスポークこそがエアレスタイヤの性能や快適性、耐久性などを決定するキー技術である。 海外では、配送車両で実用化されており、日本ではゴルフカートで運用されている例もある、今後の展開が大注目されている将来有望な技術だ。 クルマの足元を支えるタイヤ、技術の進歩は目覚ましいものがある。一方で、多くのユーザーは空気圧や溝深さなどの摩耗具合を日常的に管理しているだろうか。タイヤは消耗品である。この機会にタイヤをチェックしてみてはどうだろうか。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純