仕事のひと手間を減らす、アプリ連携&カスタムレスポンス活用術【Slackワークハック #3】
ビジネスにおけるコミュニケーションプラットフォームとして欠かせない「Slack」の使いこなし術を中の人に教えてもらう本シリーズ。Slackを日本で提供している株式会社セールスフォース・ジャパン カスタマーサクセス統括本部 プロダクトサクセス本部 Slackサクセスマネジメント部 部長・相川仁夫さん直伝の活用術をご紹介しています。 仕事のひと手間を減らす、アプリ連携&カスタムレスポンス活用術【Slackワークハック #3】 第3回目となる今回は、日々の業務のちょっとした手間をなくす2つの機能をご紹介。Slackを外部サービスと連携する「アプリ連携」と、特定の質問に対して自動で回答してくれる「カスタムレスポンス」の、2本立てでお届けします。 【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】 細かくて煩わしい作業を減らしたい Slack上でいろいろなアプリの操作も完結させたい 必要な情報に即座にアクセスしたい 目次 さまざまな作業をSlack上で完結!「アプリ連携」 Google ドライブ:権限付与がSlack上で完了 Zoom:ウェブミーティングの予定を自動で通知 Workdayほか:Slack上から勤怠管理 チーム内の小さな疑問をすぐ解消。「カスタムレスポンス」 ▼前回はこちら
さまざまな作業をSlack上で完結!「アプリ連携」
Slackではアプリを連携して、さまざまな外部アプリの機能をSlack内で利用することができます。 日ごろ使っているサービスのアプリを追加しておけば、日常のちょっとした作業をSlack内で完結できるようになります。 アプリ連携の仕方 サイドバーの「その他」から「自動化」を選択 「App」をクリック 右上の「Appディレクトリ」をクリック ブラウザでAppディレクトリ画面が表示されるので、カテゴリやアプリ名で追加したいアプリを検索 表示されたアプリのページを開き「Slackに追加」をクリック たくさんのアプリがSlackと連携できますが、なかでもおすすめのものは次の3つ。 Google ドライブ:権限付与がSlack上で完了 「Google ドライブ」アプリでは、ファイルの共有リンクをSlackに投稿したときに、Slack上で閲覧やコメントの投稿を行なえます。 これは、Slackアプリ活用の定番なので使っている方も多いかもしれません。それ以外で、意外と知られていない便利な機能が、Slack上でのアクセス権限付与です。 Google ドライブ上のファイルをチームのSlackチャンネルで共有したときに、チャンネル内にそのファイルのアクセス権限を持っていない人がいた場合、Google ドライブアプリから管理者宛に自動で確認メッセージが届きます。 管理者がメッセージ内から付与する権限の種類を選ぶだけで、権限設定の変更が完了しますので、その都度Google ドライブに移動して設定変更を行なう必要がありません。 Zoom:ウェブミーティングの予定を自動で通知 「Google カレンダー」アプリと「Zoom」アプリをSlackに追加しておくと、オンライン会議への参加もスムーズになります。 Google カレンダー内にZoom会議のリンクの入った予定が追加された場合、会議時間になるとリンク付きのメッセージが届き、Slack上の参加ボタンからすぐにZoom会議に参加可能。 その都度カレンダーを確認したり、直前になって会議リンクを探したりする必要はなく、会議を忘れる心配もありません。 Workdayほか:Slack上から勤怠管理 さまざまな業務システムと連携できるのもSlackの便利なところ。 たとえば、退勤管理システムの「Workday」アプリでは、Slack上で自分の残りの有給休暇日数を確認したり、休暇を申請したりが可能。 管理者側もSlack上で申請の通知を受け取って承認や却下ができるので、その都度システムに移動することなく手続きを進められます。 ほかにも、同じく退勤管理システムの「TeamSpirit」や「HRMOS勤怠」では、Slack上で出退勤の打刻や勤怠の申請、承認結果などの通知を受け取ることができます。