エアアジアX、成田-台北開設取りやめ 当局指示で
マレーシアのエアアジアX(XAX/D7)は、5月末に就航予定だった台北(桃園)-成田線の開設を取りやめる。マレーシア民間航空庁(CAAM)の指示によるもの。同社によると、台北-成田線以外の全路線は通常通り運航しているという。 就航のめどが立ってないことから、予約済みの人には全額払い戻す。 台北-成田線はエアアジアXのクアラルンプール-台北線を延長し、以遠権を活用しての乗り入れを計画。当初、5月31日から1日1往復での運航を予定していた。計画していた運航スケジュールによると、成田行きD7 378便は台北を午後3時50分に出発し、午後8時20分着。台北行きD7 379便は午後9時35分に成田を出発し、翌日午前0時10分に到着する予定で、機材はエアバスA330-300(2クラス377席:プレミアム・フラットベッド12席、エコノミー365席)の投入を計画していた。 エアアジア・グループは以遠権を活用し、開設取りやめとなった台北-成田線を含め日本-台湾間の3路線の就航を計画していた。残りの2路線はタイ・エアアジア(AIQ/FD)が運航し、6月15日からはバンコク(ドンムアン)-台北線を延長し那覇へ、翌16日からはバンコク-高雄線を延長し成田への就航を予定している。
Yusuke KOHASE