ボトルふた28㌔をJAに委託 第四小 5カ月かけ集める 三重・松阪
環境ボラ委、新興国の子供のワクチンなどに
三重県松阪市鎌田町の市立第四小学校(中西明美校長、440人)の環境ボランティア委員会(前川真人委員長、14人)は26日午後3時から同校で、約5カ月かけて集めたペットボトルキャップ28キロ、1万2040個を、受け入れ先のJAみえなか市支店(浅岡正支店長)に委託した。 これは、NPO法人エコ・ワクチン協力会(東京都千代田区)が進める運動で、リサイクルプラスチック原料としてキャップを回収。売却益を新興国の子供たちのワクチンなどの購入に役立てる。一連の運動はCO2の削減をはじめ、障害者や高齢者の雇用創出、海洋汚染の防止といった目的で同校では毎年取り組んでいる。 中心となる同委員会は、環境に配慮した学校を目指して雑紙やプラスチック、ベルマークなどを集める他、校内の2カ所に回収箱を置き、手作りポスターを張り出したり、タブレット端末で制作したPR動画を児童に見てもらうなどしてキャップの回収を呼び掛けている。 この日は浅岡支店長に前川委員長と堀本凱斗副委員長らメンバーが「役に立ててください」と手渡した。