自動車輸出、中国が初の首位 23年、日本は7年ぶり陥落
世界各国の自動車輸出台数で中国が2023年に日本を抜き、初めて首位となった。日本自動車工業会(自工会)が31日に年間の台数を発表し、順位が確定した。比較可能な国別データによると、日本の首位陥落はドイツがトップになった16年以来7年ぶり。 中国自動車工業協会によると、中国は前年比約58%増の491万台。政府の後押しを受けて電気自動車(EV)の輸出が増えたのが一因だ。日米欧メーカーの撤退が相次いだロシア向けのガソリン車も伸ばした。 日本は約16%増の442万台だった。2年ぶりに増えたが、新型コロナウイルス流行前の19年の水準には届かなかった。