JR呉駅南の市有地、イズミが商業施設として活用へ
広島県呉市は27日、JR呉駅南側にある市有地(宝町)の来年10月からの活用事業者に地場流通大手のイズミ(広島市東区)を選んだ。イズミは、現在の鉄筋6階建ての商業ビル「レクレ」の建物を生かし、商業施設として運営する。 【その他の写真と地図】イズミが活用することに決まった商業施設 市管財課によると、市有地の敷地面積は約4400平方メートルで、商業ビルと立体駐車場がある。市は、来年10月20日に現行の定期借地権の設定契約期限を迎えるため、周辺との回遊性を維持でき、雇用を創出するような事業の提案を募っていた。 応募はイズミ1社で、現在の建物をそのまま生かし、呉駅と大和ミュージアムを結ぶ自由通路も維持する提案があった。賃貸価格は市が示した最低価格の月236万円を上回ったという。27日の市の選考委員会の評価が合格点に達し、事業者に決まった。同社広報課は「自由通路でつながる、ゆめタウン呉との連携も考える。地域の人と一緒に呉を盛り上げたい」とする。
中国新聞社