養殖ガゴメ昆布「おいしい」 魚津市と漁協が試食会、そうめんやみそ汁など4種類
魚津市と魚津漁業協同組合は10日、同市港町の魚津丸食堂でガゴメ昆布を使った料理の試食会を開いた。ガゴメ昆布は強い粘りが特徴で、2023年度に市内で養殖事業が本格的に始まった。味と調理法のPRにつなげる。 養殖事業は21年度に実証実験を開始。23年度には市の支援制度が始まり、同漁協と地元の藤吉水産が事業を本格化させた。メニューは粘りを生かしながら甘酢でさっぱり仕上げたそうめん、枝豆と一緒に炊き込んだご飯、とろとろの喉越しが特徴のみそ汁、食感の違いが楽しめる白エビ入りのチヂミの4種類で、同食堂の竹内直樹店長らスタッフが考案した。 村椿晃市長や濱住博之組合長ら5人が味を確かめ、「想像以上においしい」と全員完食。「大きな可能性を感じさせる」「バリエーションを広げてほしい」と感想を述べ合った。料理は今後、食堂の定食メニューなどで提供を目指す。