「グロース株」と「バリュー株」のどちらを指向すべきか
「投資スタイル」は3つの主要な視点がある。そのうちの1つがポートフォリオの傾向だ。「グロース」と「バリュー」のどちらの手法がいいのだろうか(写真:ふじよ/PIXTA)
株式投資家として、あなたはどのような「スタイル」を持っているのだろうか。あるいは、持とうとしているのだろうか。 「スタイルなどと言えるほど、たいそうな考えを持って投資しているわけではありません」と謙虚に答えると、皮肉屋の一撃に対して用心深くていい。だが、せっかく趣味で株式投資をするなら、自分の投資スタイルについて考えてみるのは楽しみのうえでいいことだと思う。また、投資スタイルにはそれぞれに長所短所があるので、とくに弱点について意識的になることは、投資の質を改善するうえで役に立つ。 ところで、株式投資の場合、「スタイル」はどのように分類したらいいのだろうか。率直に言うと、分類を細かく行うと相当の数になるが、今回は(1)「ポートフォリオ(運用する金融商品の組み合わせ)の傾向」、(2)「情報と判断の主な対象」、(3)「ポートフォリオをコントロールするプロセス」の主要な3つの視点のうち、(1)の「ポートフォリオの傾向」について書いてみたい。
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山崎 元