河村勇輝 （C）ORICON NewS inc.

　アメリカ・バスケットボールリーグ「NBA」のメンフィス・グリズリーズに所属する河村勇輝が、現地時間23日に行われた開幕戦のジャズ戦でベンチ入りするも、出番は訪れずNBAデビューは次戦以降となった。 【写真】雑誌『anan』の表紙を飾った河村勇輝 　河村は昨季までBリーグの横浜ビー・コルセアーズに所属し、今夏はパリ五輪で日本代表の中心として活躍。五輪後にグリズリーズのキャンプに参加して高く評価され、下部のGリーグのチームに所属しながら、NBAの一定の試合に出場できる「2ウェイ契約」を勝ち取った。 　そして、開幕戦の12人のメンバーに選出されてベンチ入りを果たし、日本人として4人目、Bリーグ出身の日本人選手としては初となるNBAデビューを期待されたが、試合は終盤まで常に5点差以内でもつれる大接戦に。最後まで主要メンバーが出続ける展開となり、126対124でグリズリーズは勝利したが、河村がコートに立つことはなかった。 　試合には出場しなかったが、ベンチから大きなアクションでチームを鼓舞し、タイムアウトでコートの選手がベンチに戻ってくると率先してタッチで迎え入れるなど、すでにチームの一員として存在感を見せていた河村。エースのジャ・モラントとも笑顔で会話するなどコミュニケーションも取れているようで、一緒にコートでプレーすることが期待される。 　グリズリーズの次戦は現地時間25日（日本時間26日午前9時）に行われる、敵地でのヒューストン・ロケッツ戦。