スキーンズから15号2ラン「素晴らしいボールを投げていた」

試合後の取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真：小谷真弥】

■パイレーツ 10ー6 ドジャース（日本時間6日・ピッツバーグ） 　ドジャースの大谷翔平投手は5日（日本時間6日）、敵地のパイレーツ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3回の第2打席で5試合ぶりの15号2ランを放った。対戦したポール・スキーンズ投手は、学生時代に二刀流を目指したこともあって大谷への憧れを口にしていたが、これに対し大谷は「是非、彼にも打席に立ってほしいと思います」と話した。 【実際の動画】剛腕粉砕…バックスクリーンへ叩きこんだ大谷の15号2ラン　投手も悔しそう 　メジャー初登板では球団最速となる101.9マイル（約164キロ）を計測した怪物と大谷の対戦は、3連戦開始前から多くのメディアが注目。第1打席では101.3マイル（約163キロ）、100.1マイル（約161.1キロ）、100.8マイル（約162.2キロ）の直球を全て空振りし、三振に倒れた。 　3回の第2打席では、大谷がやり返した。「スピードよりもアングルであったり、リリースポイントが特徴的なのかなと思ったので、それを頭に入れて次の打席に入った」。真ん中高めの100.1マイル（約161.1キロ）の剛速球をバックスクリーンへ。敵地を騒然とさせる15号2ランとなった。100.1マイルの剛速球を本塁打にするのは自身初めてだった。 　5回には右前打を放ち、スキーンズとの初対戦は3打数2安打だった。試合後には、「各打席、素晴らしいボールを投げていたと思います」と右腕に賛辞を送った。 　4日（同5日）の取材でスキーンズは「彼を見て育った。ドラフトで指名されるまで、二刀流の選手になりたかった」と大谷への憧れを口にしていた。練習量が確保できず打者の道は諦めていたものの、この発言に対し大谷は「是非、彼にも打席に立ってほしいと思います」と“二刀流の道”を提案した。