子どもの"お手伝い"に「お金」を渡す?渡さない?子どもを成長させる『お小遣いの渡し方』
我が家では、「週払いの完全報酬制お小遣い制度」をベースにお金の教育をしています。 (「週払いの完全報酬制お小遣い制度」だと長いので、ここでは「お仕事制度」と呼ぶことにします。) 【この記事を漫画で読む!】子どものお手伝いを報酬制にした結果は……? お仕事制度では、子どもが人の役に立つ「お仕事」をし、その対価としてお金を受け取ります。 お仕事として家事に取り組むことで、子どもがどんどん成長しているなと感じています。 今回は「家事スキル」という面から見た、お仕事制度の効果についてご紹介したいと思います。
お仕事制度を取り入れた効果は、お金の扱い方以外にも現れました。
親が驚くほど完璧に掃除してくれます。
お仕事制度を始めて、みいちゃんの料理スキルは、ぐんぐん上がっています。
みいちゃん一人で卵焼きを作るようになり……
無償の「お手伝い」ではなく「お仕事」にしたからこそ、ここまでスキルアップできたんじゃないかなと思います。
お給料が支払われるからこそ子どもも考えながら、自分で量や質をコントロールしながら主体的に取り組んでいると思います。
さらに、出来栄えに応じて、お給料の交渉をしてくることもあり、 交渉力をつけるという意味でも、より高いクオリティを目指して頑張る動機付けという意味でもお仕事制度を導入してよかったなと思います。
他にも良かったなと思うことは ひとつは、子どもが家事の大変さを知ることができるということです。
もう一つは 子どもが一人で生きていけるようになるための準備になっているということです。
家庭内での子どもの家事に、親がお金を払うかどうかというのは、意見が割れるところかもしれません。 少なくとも、私は今のところ子どもが「お仕事」として頑張っている家事に、お金を払っていて「良かったな」と思うことが多いです。 お金を払うことで、親も子も、win-winになっていると思います。 つまり親にとっては「みんなのために家事をしてくれて、ありがとう」、子どもにとっては「お金を払ってくれて、ありがとう」と、双方にメリットがあるのです。 ちなみに私は子どもの頃、「お手伝い」として風呂掃除が割り当てられていました。(もちろんお金は発生しません) しかし中学生、高校生にもなってくると、「学校も部活も勉強もこんなに忙しいのに、帰ってから風呂掃除もしないといけないなんて!」「お母さんは一日中家にいるんだから、お母さんがやればいいんじゃない?」と、不満の気持ちを持っていたように思います。 当然やらされ感満載でイヤイヤやっていたので、大した掃除スキルも身に付きませんでした。 今、我が家の子ども達は、お仕事を通して様々な家事を経験し、どんどんスキルアップしています。 それもイヤイヤではなく、お仕事として主体的に取り組んでいるので、モチベーションも吸収力も、自分の子どもの頃とは全然違うように思います。 子ども達が親元を離れるその日までに、さらに色々な家事を経験し、たくましく生き抜く力をつけていってもらいたいなと思います。
【プロフィール】えみ(@emi_jiken24)
長女・みいちゃん、長男・とうくん、次女・あーちゃんの3人を育てる母。 インスタグラムで、その子育て法を漫画で紹介したところ、「ためになる!」「我が家でも取り入れたい!」と話題に。 コーヒーと甘いものが大好きです。