【プレイバック'03】オールの夜遊び密着で『t.A.T.u.』ジュリアが本誌だけに見せた"素顔"
10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は20年前の’03年11月21日号掲載の「『t.A.T.u.』ジュリア”お忍び夜遊び”の暴れっぷり」をお届けする。 【超貴重画像】すごい…!相手の首に手を回しキスを受け入れる『t.A.T.u.』ジュリア…! ’02年に『All the Things She Said』が欧米で大ヒット、日本でもデビューアルバム『t.A.T.u』がオリコン初登場1位となるなど、ブームを起こしていたジュリア (当時18)とレナ(当時19)のロシア人デュオ『t.A.T.u』。しかし、初来日となった’03年6月には『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)やライブイベントをドタキャンするなどの勝手すぎる行動が一転猛批判を受けることに。そして12月に行われる東京ドームでのコンサートのプロモーションに訪れたこのときも、その奔放さは変わらなかったようだ。 ◆プレイバック! 男性の首に腕を回して…。その日も朝まで遊び続けたジュリア 「朝寝坊」を理由に、10月29日の帰国を急遽キャンセルしたジュリア。相棒のレナは予定どおり帰国したが、 「彼女(ジュリア)は用事があったの。寂しくないわ」 と、そっけない。それもそのはず、帰国延期で完全フリーとなった2日間、クラブ遊びを満喫していたのだ。滞在最後の夜、本誌記者がレナのかわりに(?)ジュリアのプライベートに完全密着した。その過激な一夜とは――。 10月30日も朝まで遊んでいたため、夜7時に起床したジュリアは日付が変わった31日の午前3時に六本木のクラブへと繰り出した。VIPルームでワインを飲みながらロシア女性やスタッフと談笑する姿はフツーの女のコだ。記者が写真を撮ってほしいと頼むと、ピッタリと体を寄せて一緒に撮ってくれた。 3時間ほどすると酔いが回ったのか、突然スタッフの男性と腰をくねらせて踊り始める。ダンスフロアの真ん中で体を密着させ、相手の首に腕を回す。そしてお互いにジッと見つめ合ったかと思うと何度も何度もキスを繰り返したのだ。本誌記者が思わず赤面していると、ジュリアはこんな一言を。 「(キスは)自分の気持ちとか愛情を表現しているだけ。したいからするだけよ」 この日も朝9時まで遊び続け、そのままホテルから午後の飛行機で帰国したジュリア。「アイ・ラブ・トーキョー」と終始ご機嫌だった。 だが、「Mステドタキャン事件」などで日本人の心に生まれた『t.A.T.u.』へのマイナスイメージは、彼女らが思った以上に根深いものだった。同年12月に行われた東京ドームでのコンサートでは客席は半分も埋まらなかったのだ。日本での『t.A.T.u.』ブームは完全に終わっていたのだった。 後年、二人は「Mステ事件」はプロデューサーからの指示だったことを告白している。『t.A.T.u.』の代名詞となったレズビアンを匂わせるようなMVや、大統領選に出馬を表明するなどの問題行動はすべてプロデューサーの戦略だったのだという。もしかしたら、密着取材の際に垣間見せたフツーの女のコの表情が、ジュリアの素顔だったのかもしれない。 『t.A.T.u.』は’14年に解散。アラフォーになったジュリアとレナは現在でもソロで音楽活動を続けているようだ。
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