『情け容赦ない...』70年以上続く「市民文化祭」が今年で廃止!?“唐突だ”と市の通告に憤る参加団体 「事業見直し」を進める市長に見解を聞いた
姫路市長『“姫路芸術祭”を検討。付加価値の高い芸術の街にしたい』
市の進め方に不満が相次いでいることに当の市長はどう考えているのか?11月12日、今年で最後となる市民文化祭に姿を見せた清元市長に直撃しました。 (記者)「市民文化祭を廃止することが急なのではという話があるが?」 (市長)「市民芸術祭に変わっていくんですけどね」 (記者)「それはどういうこと?」 (市長)「また改めて」 (記者)「急じゃないか?という市民の声もあるが?」 (市長)「そうですか。そういう説明は以前からしてたところなんです」 (記者)「市民から『説明が足りない』という声もあるが?」 (市長)「そうですか。どうもありがとうございます。また検討させていただきます」 市長の口から出た「芸術祭」の計画。その詳細を語ることはなく、足早に去っていきました。 この5日後、定例会見で清元市長に「市民文化祭廃止が一方的なのではないか?」と改めて質問すると… (清元秀泰市長)「廃止っていうよりも白紙っていいますかね。コロナ禍もありましてね、参加団体となかなか会議等でコミュニケーションをとるのは非常に難しかった」 多くのまちで市民文化祭は形を変えていると説明。2025年度から、プロのアーティストを呼ぶ「姫路芸術祭」の開催を検討していると発表しました。 (清元秀泰市長)「自己満足的な文化ではなくって、他都市からも姫路の芸術祭を見に行きたいと、それはおそらく観光連動政策にもなるんじゃないかと。今まさに姫路を付加価値の高い芸術の街にするための胎動の苦しみというような状況」 「姫路芸術祭」の詳細はまだ決まっていないということですが、そこに市民が立つ舞台はあるのかと問うと… (清元秀泰市長)「前座はありえますよね。メインと前座との中でみんなで作っていく芸術祭にすれば、すべての人がハッピーになるんじゃないかなと思うんですけどね」 70年以上にもわたり姫路市民に寄り添い文化を育んできた姫路市民文化祭。12月に市議会で正式に廃止が決まる見込みです。 (2023年11月27日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『憤マン!』より)