オーバードーズの危険性 若者にプッシュ型広告で通知 奈良県
市販薬を過剰摂取する「オーバードーズ」が若者を中心に広がっている問題を受け、奈良県の山下真知事は24日の県議会本会議で、インターネット検索サイトや交流サイト(SNS)で関連する用語を検索した県民に対し、ユーザーの意思に関係なく配信される「プッシュ型広告」で危険性を通知する取り組みを開始すると説明した。中野雅史議員(自民党・無所属の会)の質問に答えた。 県薬務・衛生課によると、今夏から、検索大手のグーグルやLINE(ライン)、インスタグラムなどを通じ、過剰摂取は危険であることを広告で掲示する。各サービスのアカウント情報で居住地が県内であることを判別し、若者を中心とした年齢層に通知する方針。