井上新監督の“構想外”に…中日、戦力外通告を受けた選手(4)プロ1年目で“超異例”の…?
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフに戦力外通告を受けた中日ドラゴンズの選手を紹介する。
加藤竜馬
投打:右投両打 身長/体重:185cm/100kg 生年月日:1999年5月13日 経歴:大阪偕星学園高 - 亜細亜大 - 東邦ガス ドラフト:2023年ドラフト6位 プロ1年目で戦力外通告を受けた加藤竜馬だが、野手として育成契約となる見込みだ。 亜細亜大では3年秋にリーグ戦デビューし、卒業後は東邦ガスに入社。社会人野球では右肘の手術を受けるなどしたが、昨秋のドラフト会議で中日ドラゴンズが6位指名。プロ入りの切符を手にした。 ルーキーイヤーの今季は、春季キャンプで一軍メンバー入りしたものの、右肘の違和感を訴え、途中離脱に。 その後、4月下旬にファームで実戦復帰を果たしたが、6月27日の阪神戦では1アウトしか取れずに6失点。最終的には一軍デビューは果たせず、二軍でも9試合のリリーフ登板で防御率6.48。登板した9試合すべてで四死球を献上するなど、制球面が安定しなかった。 10月29日に戦力外通告を受けたが、野手として育成再契約となる見込み。加藤竜にとっては、転機が訪れたともいえるだろう。 身長185センチ、100キロという恵まれた体格に加え、俊足も兼ね備えている加藤竜。スイッチヒッターという器用さを活かし、打者として花を咲かせることができるか注目だ。
ベースボールチャンネル編集部