古き良きアメリカの匂いがぷんぷん! 「Y30型セドグロワゴン」がいま若者からも熱視線を集めていた!!
後ろ向きに座る3列目シートも面白い!
さらに、シートといえばトランクルームの床下に収納されたサードシート。セダンやハードトップの5人乗車と違い、この控えめなシートによってふたりぶんのエクストラが用意されるのです。で、このシートは座る向きが後方ということもあり、停車中にリヤハッチを開けたりすれば、見晴らしのいいベンチみたいな使い方もできるのです。しかも、幸か不幸か横幅が大人ふたりにはかなりタイト。つまり、恋人同士だったりしたら、嫌でも距離が縮まるというなかなかの小道具です。最近のミニバンにも採用してほしいと思う方は少なくないはず。 そして、お約束のウッドパネル風デカールの似合うことといったら、Y30はその筆頭ではないでしょうか。自衛隊のように、渋いオリーブカラーも悪くはありませんが、やっぱり西海岸テイストにはウッド一択! もしここに追加するポイントがあるとしたら、角目ヘッドライトより、丸目4灯が雰囲気あるかもしれません。 ウッドにしても丸目にしても、パーツはリプロダクションを含め、入手はさほど難しくはなさそうですので、手に入れてからのカスタムとしての夢も広がりますね。 旧車といえども、故障などのトラブルもさほど多くは聞きません。が、やっぱり中古の値段は人気を反映してかなかなかの強気。過走行車でも150万円を下ることは少なく、ホイールなどのカスタムを加えたタマでは250万円越えもザラにある状況。 もっとも、中古のミニバンをゲットするよりは、西海岸テイストを選ぶほうがライフスタイルの彩は豊かになりそうですけどね!
石橋 寛