2日がかりの死闘 ファイナルセット0-5から大逆転のマハーチがウィンブルドン初戦突破<男子テニス>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク39位のT・マハーチ(チェコ)が同83位のD・ゴファン(ベルギー)を3-6, 3-6, 6-4, 6-1,7-6 (10-5)の逆転で破り、大会初の初戦突破を果たした。 【アルカラス、ジョコビッチ、シナーらウィンブルドン組合せ】 この試合は現地時間2日に組まれていたがゴファンからみて6-3, 4-2の時点で日没サスペンデッドとなり3日に順延となっていた。 再開後、第2セットを落としセットカウント0-2と崖っぷちになったマハーチだったが、ここから逆襲。第3・第4セットでは計6度のブレークに成功しセットカウント2-2に追いつき、勝負はファイナルセットに突入した。 ファイナルセット、先に2度のブレークを許したマハーチはゲームカウント0-5と追い込まれるが、ここから2度のブレークに成功。10ポイント制のマッチタイブレークにもつれ込むと、3度のミニブレークを奪い、3時間17分で大逆転勝ちをおさめた。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはマハーチのコメントが掲載されている。 「今日は本当にタフな試合だった。0-5で負けているところからファイナルセットで勝てた。この試合は永遠に心に残るだろうね。(0-5のときも)僕はまだ自分のプレーをしようとしていたし、少なくとも1度は彼(ゴファン)のサービスを破ることができると信じていた。彼から2度続けてブレークするチャンスがあって、それをものにして、試合を完全に自分のものにできた」 2回戦でマハーチは世界ランク44位のR・サフィウリンと対戦する。サフィウリンは1回戦で第26シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)をフルセットで下しての勝ち上がり。