子どもを私立中学に入れたいです。受験まであと10年ありますが、いくら貯めれば可能ですか?
※文部科学省「令和3年度子供の学習費調査の結果について」より筆者作成 国公私立大学の入学金と授業料は図表3のとおりです。 【図表3】
※文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移 」より筆者作成
子どもの教育資金を貯める効率よく貯める方法
子どもを私立中学に通わせるための学費を効率よく貯める方法は以下のとおりです。 ●学資保険 ●積立定期預金 ●つみたて投資枠 方法別に解説します。 ■学資保険 学資保険とは、子どもの教育資金に備えられる貯蓄型保険です。契約時に決めた保険料を払い込み、子どもが進学するタイミングなどで学資金を受け取れます。 ■積立定期預金 児童手当を使わずに、そのまま積立定期預金などで貯めておくのも方法の一つです。児童手当は中学校卒業まで(15歳の誕生日後の最初の3月31日まで)の児童を養育する人を対象にした給付金で、児童1人当たりの支給額は以下のとおりです。 ●3歳未満:一律1万5000円 ●3歳以上~小学校修了前:1万円 (第3子以降:1万5000円) ●中学生:一律1万円 ■つみたて投資枠 つみたて投資枠とは、投資信託から得た分配金や譲渡益が非課税(年間投資枠:120万円、非課税保有限度額:1800万円)になる制度です。非課税保有期間は無期限なので、毎月100円という少額から始められて、長期の積み立てや子どもの教育資金の形成などに活用できるでしょう。
私立中学へ進学するために早いうちから学費を貯めておこう
子どもを私立中学に通わせるためには、私立中学3年間の費用だけで430万円程度かかります。さらに幼稚園や小学校も私立に通わせるとなると、最低でも1500万円程度のお金を貯める必要があります。 また、私立中学を卒業した後に、私立高校や私立大学へ進学することも考えたら、思い立ったタイミングですぐに貯金を始めたほうがよいでしょう。早いうちから学費を貯めて備えておけば、子どもが進学するタイミングで「学費が足りない」となることを避けられます。 出典 文部科学省 国公私立大学の授業料等の推移 文部科学省 令和3年度子供の学習費調査の結果について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部