〔東京株式〕上げ幅拡大=小口の買い続く(24日後場中盤)
(14時07分)日経平均株価は上げ幅を広げている。日本以外のアジア株は全体に軟調に推移しており、海外発の上昇要因は見当たらない。国内でも新規の買い材料は出ていない。「配当金の再投資が先物などに入っているようだ。現物も小口の買いが続いている」(大手証券)という。ドル円相場は東京時間に入って上げ一服となっているが、21日の午後3時時点と比べると依然円安で、「為替も引き続き株価にプラスに働いている」(同)ようだ。 (後場寄り)後場の日経平均株価は前営業日比180円01銭高の3万8776円48銭と前場の高値を上回って始まるなど、しっかり。ドル円相場は上げ一服となっているが、トヨタ <7203> など自動車株の一角は値を保っている。医薬品や食品株も、海外売上比率の高い銘柄には個別に買いが入っている。 (前引け)【プライム】為替の円安が自動車など輸出関連業種中心に株価の下支え要因となった。日経平均株価の午前の終値は前営業日比92円75銭高の3万8689円22銭、東証株価指数(TOPIX)は7.00ポイント高の2731.69と、ともに小幅に上昇した。 54%の銘柄が値上がりし、42%が値下がりした。出来高は6億2321万株、売買代金は1兆5834億円。 業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、医薬品、精密機器、陸運業などが上昇した。下落はゴム製品、非鉄金属など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は小反落。出来高2億6010万株。 【グロース】グロース250は小幅高。グロースCoreは小幅安。 (10時01分)日経平均株価はプラスに転じた。為替が21日の東京時間に比べて円安に振れており、トヨタ <7203> など自動車株が高い。朝方は売りに押されていた半導体株も押し目買いが入って持ち直している。「米国のナスダック100先物などが時間外取引で上昇していることも、日本株の支えになっているのだろう」(大手証券)という。 (寄り付き)日経平均株価は前営業日比99円05銭安の3万8497円42銭と続落して始まった。前週末の米市場の物色を反映して値がさの半導体株などで売りが先行し、日経平均の重しになっている。