観光列車「○○のはなし」試運転 岡山の伯備線で9月から運行、JR社員もてなし手順確認
JR西日本岡山支社は23日、伯備線岡山―新見間で9月28日から運行する観光列車「○○のはなし」の試運転を行った。山口県内の山陰線を走る人気車両で、岡山県内での走行は初めて。沿線の魅力や観光情報の「はなし」を聞きながら旅するのが特徴で、同支社社員ら約30人がもてなしの手順を確認した。 【動画】観光列車「○○のはなし」試運転 列車は赤、青、緑を基調色に花柄や波模様をあしらった2両編成で、車内はそれぞれ和と洋をイメージする。試運転では岡山から新見までの約2時間、畳敷きの座席やレンガ調の内壁など車内の様子を確認し、販売する弁当の配り方を学んだ。
「はなし」役として車内放送を担当する岡山県高梁、新見市職員、地元大学生らは、備中松山城(高梁市内山下)や岡山県天然記念物の鍾乳洞・満奇洞(新見市豊永赤馬)の案内を練習した。 同列車担当の同支社山田大祐さんは(35)「移動を楽しみながら自然豊かな風景を味わってもらいたい。沿線の観光振興にもなればうれしい」と話した。 岡山県北エリアで9月28日に開幕する「森の芸術祭 晴れの国・岡山」に合わせ、10月27日まで土日祝日に1日1往復運行する。