広島東洋カープ・田村俊介(C)産経新聞社

4月12日～14日に開催されるセ・リーグの見どころを紹介。首位を走る中日ドラゴンズは5位の阪神タイガースとバンテリンドームナゴヤで対戦。2位タイの横浜DeNAベイスターズは最下位の東京ヤクルトスワローズを、2位タイの読売ジャイアンツは4位の広島東洋カープをそれぞれ本拠地で迎え撃つ。

横浜DeNAベイスターズ vs 東京ヤクルトスワローズ

3連敗中のDeNAの注目は度会隆輝。3月は3試合で打率.385、2本塁打、5打点と鮮烈なデビューを飾ったが、4月に入ってからは8試合で打率.156、1打点と当たりが止まっている。プロの壁にぶち当たっている状況だが、持ち前の明るさで苦境を跳ね返したい。 一方のヤクルトは、サイスニードに注目。開幕投手を務めた今季は、ここまで2試合に登板。5回2失点、7回3失点といずれも試合を作る好投を見せているが白星は手にできていない。チームの連敗を止める好投に期待がかかる。

読売ジャイアンツ vs 広島東洋カープ

3連勝と勢いに乗る巨人は、岡本和真に注目したい。打率.415はリーグトップ、2本塁打は同2位タイ、9打点は同トップの好成績。開幕から11試合のうち9試合で安打を放ち、7試合でマルチ安打を放つなど絶好調だ。現在も4試合連続でマルチ安打中と、今カードでも活躍に期待できそうだ。 2連勝中の広島は田村俊介に注目。3年目の若鯉は、現在3試合連続安打中。今季はここまで10試合で打率.200、2打点と苦しんではいるものの、11日の阪神戦では9回に勝負を決めるタイムリーを放ってみせた。今カードでも勝負所での一打に注目したい。

中日ドラゴンズ vs 阪神タイガース

ビジターで5連勝と絶好調の中日。注目は2年目の村松開人。開幕スタメンこそ逃したが、4月に入ってからはスタメン出場の機会が増えてきた。持ち味の守備力に加え、ここまで8試合で打率.381、3打点とバットでも存在感を発揮している。定位置を掴み取るためにも、攻守で活躍を見せたい。 2連敗中の阪神は、青柳晃洋に注目。2年連続の開幕投手を務めたエースだが、今季はここまで5回3失点、6回3失点（自責2）という内容で未勝利。好調・中日を相手に長い回を投げて、今季初勝利を手にしたい。