米ニューメキシコ州で山火事 500を超える建造物が被害
ルイドソ、ニューメキシコ州、6月19日 (AP) ― 米南西部ニューメキシコ州で発生した山火事は6月17日、同州南部の山村ルイドソに延焼、数千人の住民が安全な場所への避難を余儀なくされている。 州当局の発表では、500を超える建造物が焼失し、その中には未知数の家屋も含まれいるが、火の勢いが速く、正確な記録を取るために現場に近づくことが危険な状態だという。 6月17日現在、北海道の礼文島の広さに相当する80平方キロが焼き尽くされ、先住民居留地を含む群全体に非常事態が宣言された。 また、避難指示を受けた住民が逃げ惑い、身の回り品を持ち出す時間もなかったため、被災者救援に州兵部隊が派遣された。 火災は規模の拡大に伴い、州当局による早急な介入が必要な事態にまで発展している。 州森林局は、火は約9メートルの風速にあおられ、「延焼速度は速く、非常に危険な状態」だと指摘している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)