【住之江ボート・GⅠ高松宮記念】「今にみていろ」〝高松宮記念男〟太田和美が優出狙う
住之江ボートの「GⅠ第52回高松宮記念特別競走」は5日、準優3個レースが行われる。 ◇ 闘争心にみじんの衰えもない。太田和美(51、大阪)は枠なり3コースの4日目4Rを6着。前日の得点率4位タイから13位まで順位を下げての予選通過となってしまった。 「展開が悪かったね。(1周)2マークに関しては中途半端になってしまったし、自分のミスもある」 外マイで次位確保に向かった1マークはイン渡辺が膨れた影響を受け、続く2マークは深谷(不良航法)と接触。予選ラストは消化不良に終わったが〝それもレース〟。「足は何の問題もない」と前を向いた。 SG7Vは出場選手中、松井(12V)に次ぐ2位。長らく大阪支部の看板選手としてSG、GⅠで活躍してきたが、近年は精彩を欠き特別戦の優出は優勝した一昨年11月の当大会以来、2年間も遠ざかっている。それでも「調子はよくはないけど、モチベーションは全然、下がっていない。〝今に見てろ〟という思いはずっと持っているし、最近は調整に関しても少しずつ光は見えてきていると思います」と反転攻勢へ気合は充実している。 5枠の準優11Rは悪い流れを断ち切る鋭いハンドルで存在感をアピールしたい。歴代最多6度の優勝を誇る〝高松宮記念男〟が見ているのは、最終決戦の舞台だけだ。(井置浩二)