【野菜栽培のQ&A】苗を植えつけたあと、水やりはどうしたらいい?
『やさいの時間』の「みんなのマルシェ」のコーナーでは、おなじみの講師が読者のみなさんからいただいた野菜作りに関するお悩みにお答えしています。4・5月号から、水やりについてのQ&Aをご紹介!
畑に苗を植えつけたあとは、水やりをしなくてよいのでしょうか。
苗を植えつけるときは、水やりが必要です。植え穴にたっぷりと水を注ぎ、水が残っているうちに植えつけると土が締まるので、水が完全に引いてから植えつけます。その後、再びたっぷり水をやります。いったん根づけば、自ら水を求めて根を伸ばしていくので、畑では基本的に、この植えつけ時の水やりだけで十分です。 ただし、1週間以上雨が降らない日が続いた場合は、水やりをすると野菜の生育がよくなります。ポイントは、たっぷり与えること。特に高温乾燥が続く梅雨明け後は、水やりをすると効果的です。 なかでも乾燥を嫌うサトイモには、ぜひとも水やりをしましょう。梅雨明け後に乾燥が続いたら、週に1~2回、たっぷり水をやると、大きなイモがたくさん収穫できますよ。 教えてくれた人/藤田 智(ふじた・さとし) 恵泉女学園大学副学長、人間社会学部教授。秋田県生まれ。学生や社会人を対象とした家庭菜園指導の第一人者。「初めてでも失敗しない」栽培メソッドに定評がある。『はじめてでも大収穫! 野菜づくり超入門 春夏編』(NHK出版)など著書多数。 ●『やさいの時間』2024年4・5月号「みんなのマルシェ」より