都知事選 小池氏vs蓮舫氏 同時に会見、けん制・批判 週明けに公約発表
東京都知事選挙への立候補を表明している、小池百合子知事と蓮舫参院議員が同時刻に会見に臨みました。 【画像】連合東京が支持へ 小池氏「これからも連携していきたい」
■「連合東京」小池氏支持へ
東京都 小池知事 「(手話の手振りして)おはよう、ございます」 14日、耳が不自由な人とコミュニケーションがとれる“透明ディスプレイ”のデモンストレーションに参加した小池知事。 7月の都知事選で3選を目指すなか、連合東京が、小池氏を「支持」する方針を固めました。19日の執行役員会で正式に決定する見通しです。 小池知事 「前回の選挙でも支援いただきました。働く仲間、環境を作るという意味で、連合東京とは、これからも連携していきたい」
■「挑戦者の蓮舫」演説で強調
一方の蓮舫参院議員は、朝早くから街頭に立ち、この笑顔。写真撮影にも応じます。 蓮舫参院議員 「皆様に、挑戦者としての蓮舫、背中を支えていただきたい。もっともっと東京を良くしたい。その思いで挑戦者として」 演説では「挑戦者」の立場を強調した蓮舫氏。現職の小池氏について問われると…。 蓮舫参院議員 「(Q.因縁の2人という話あるが?)どこで?」 「戦いがいがあると思う。とっても大きくて強い方だと思うが、私は挑戦者です」
■小池氏VS蓮舫氏 同時に会見
そして、14日午後2時、同じ時間に、それぞれ別の場所で会見を開いた2人。ライバルについての発言は熱を帯びました。 小池知事 「(Q.蓮舫氏にはない小池氏の強みは?)しがらみにとらわれず、時代が求めることを先取りして、大義と共感で物事を進める発想力とまとめ力と実行力だと思っている」 「(Q.蓮舫氏は小池都政をリセットと発言。都民への影響は?)困るんじゃないですか」 蓮舫氏も、対決姿勢を鮮明にしました。 蓮舫参院議員 「8年前は自民党を伏魔殿・ブラックボックスと言っていた方(小池氏)が、8年経った今はその自民党と大変近い間柄になっている。絶対におかしいと、だから私はその政治は私が取って代わりたいという思いで手を挙げた」 小池氏は政治と金の問題で揺れる「自民党と関係が近い」と指摘。小池都政はトップダウンが目立つと批判しました。 蓮舫参院議員 「私はトップダウンではなくボトムアップ。さまざまな人たちに入っていただいて、そして議論をして、それを政策としてあげて、最終的に知事が決定する、そういう都政をしたい」 さらに…。 蓮舫氏(2009年) 「2位じゃダメなんでしょうか?」 かつて話題となった、この発言にからめた質問が飛ぶと…。 蓮舫参院議員 「(Q.知事でないとできない政策とは?副知事じゃだめなんですか?)副知事じゃだめです。知事でなければいけないと思います」 あくまで都知事選の「1位」にこだわる姿勢をみせました。