【別府競輪(モーニング)FⅡ】宮崎康司が隙を逃さない走りで優出成功「動かないとチャンスがないと思った」
<27日・別府競輪・2日目> <記者コラム・森川和也の追走一杯> 準決5Rは勝負どころを逃さなかった宮崎康司の動きが光った。誘導を使う堀航輝が本格的に踏み上げる直前、宮崎が4番手から猛然とスパート。この動きに乗った浅見隼にカマされて3番手となったが、ゴール前で車を伸ばして2着に突っ込んだ。「動かないとチャンスがないと思った。堀君は石田高校(香川県さぬき市)の後輩で今まで2回対戦して2回とも負けていた。やっつけることができてうれしい」と、腹をくくったレース運びに笑顔を見せていた。 ▼7R決勝は「(中四国は)持ちつ持たれつの関係なので」と、岡山ラインの3番手を選択した。「普通に考えたら、こんなに魅力的な3番手はないですよ」。4月大垣、9月高松の優勝はいずれも絶好の番手回りの好機をモノにした。ここは藤田昌宏が先頭の青木瑞樹をかばい過ぎれば、一気に突き抜けまであるぞ。7―2―35。 ▼4R(柴田竜史)任せる勝俣亮の動きが抜群にいい。初日ワンツーの再現まではいかなくとも、浮上の可能性は十分だ。3=7―4、4―3=57。