トランプ氏集会、音楽セッションに切り替わり ハリス氏「大丈夫?」
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【10月16日 AFP】米共和党の大統領候補、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は15日、東部ペンシルベニア州フィラデルフィア(Philadelphia)近郊のオークス(Oaks)で選挙集会を開いた。ただ途中から音楽が30分以上流れ、トランプ氏も曲に合わせて体を揺らした。民主党候補のカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領は、「彼(トランプ氏)が大丈夫であることを願う」との表現で、トランプ氏の精神状態に疑問を呈した。 トランプ氏の集会は、経済や生活費をめぐり聴衆からの質問に答える形でスタート。大統領選投票日を「(来年)1月5日」と言い間違える場面もあったが、順調な滑り出しだった。 しかし、2人の聴衆が医療支援を要する事態になったのをきっかけに、トランプ氏は「もう質問はやめにしよう」「音楽にしよう」と宣言。 そこから米ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)」の「November Rain」、ルーファス・ウェインライト(Rufus Wainwright)の「ハレルヤ」、トランプの氏集会で定番となっているビレッジ・ピープル(Village People)の「Y.M.C.A.」など9曲が30分以上にわたり流れ、トランプ氏もぎこちなく踊ったり、体を揺らしたりした。いきなり立ち尽くし、聴衆を見つめたり、指さしたりする場面もあった。 ハリス陣営は最近、トランプ氏の心身の状態を問題視しているが、この日のトランプ氏の奇態に関しても、「訳が分からなくなり、混乱し、ステージで固まったようだ」と指摘した。(c)AFPBB News