30歳で貯金が「500万円」あります。毎年「50万円」ずつ貯金できれば、早期退職してよいですか?
※筆者作成 65歳まで年金を受け取れないため、65歳までは、貯蓄を切り崩して生活する必要があります。そのため、55歳で退職すると、貯蓄が不足してしまうでしょう。60歳の場合であれば、1029万4820円の貯蓄が残りますので、万が一の出費にも対応できます。
毎年50万円を貯蓄する場合、退職は60歳以降にしたほうがよい
今回の結果から、30歳から65歳まで毎年50万円を貯蓄した場合であれば、30年後の60歳以降で退職するほうが、安心であることが分かりました。平均支出で計算した場合に、55歳で退職してしまうと、生活費が足りなくなるおそれがあるからです。 まずは、毎月の生活費や、今後考えられる大きな支出、さらには、受け取れる予定の退職金の金額などを把握することが大切です。そこから逆算して、退職時期を決めるとよいでしょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2022年平均結果の概要 表II-1-2 消費支出の費目別対前年実質増減率-2022年-(15ページ) 図2 65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支-2022年-(18ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部