ハリス氏、挙党態勢固める トランプ氏追い上げへ攻勢
【ワシントン共同】11月の米大統領選で民主党候補指名を確実にしたハリス副大統領(59)は26日、党内の主な有力者から支持を取り付け、バイデン大統領(81)の撤退から1週間足らずで挙党態勢を固めた。世論調査の支持率で先行する共和党候補のトランプ前大統領(78)の追い上げに向け攻勢をかける。副大統領候補の選定も進める。 民主党の議員や州知事らの多くがハリス氏支持に回る中、これまで態度を明言していなかったオバマ元大統領(62)と妻ミシェルさん(60)が26日の声明で「まさに勝利に必要なものを持ち合わせている」と推薦を表明。これに先立ち、ハリス氏はオバマ夫妻から電話を受け、推薦を伝達される動画を公開。やりとりの中で「一緒に選挙戦を戦うことを楽しみにしている」などと応じ、共闘関係をアピールした。 一方、トランプ氏は26日、選挙集会中に耳に銃撃を受け、暗殺未遂の被害に遭った東部ペンシルベニア州バトラーで再び集会を開く意向を明らかにした。時期などは改めて発表するとしている。