「アユは泳ぐプロ」も岩にゴミ 小学生が水辺の生き物観察 地元の川「ややきれいな水」 三重・松阪市
漕代小学校の3年生と4年生の児童あわせて12人が参加=松阪市(三重テレビ放送)
子どもたちに川の生き物に親しんでもらおうと12日、三重県松阪市を流れる櫛田川で水辺の生き物を観察する環境学習が行われました。 地元の川の状況や環境保全の大切さを知ってもらおうと、河川の水質調査などを行う三重河川国道事務所が開いたもので、櫛田川流域にある松阪市立漕代小学校の3年生と4年生の児童あわせて12人が参加しました。 櫛田川は松阪市内を流れる川の中でも自然が豊かで、子どもたちは網で川の底をすくったり河原の石をどかしたりして生き物を探していました。 環境学習は、生物を調査することで川の水質を「きれいな水」「きたない水」など4つに分類する方法で行われ、調査の結果、櫛田川の水質は「ややきれいな水」であることが判明しました。 子どもたちが「アユは速くて泳ぐプロだと思った」「岩の間にはゴミみたいなものがあった」などと話すと、三重河川国道事務所の村瀬拓さんは「ゴミを捨てることによって川は汚れてしまう。ポイ捨てせずしっかり持ち帰ってほしい」と話していました。