「見ちゃいかん」滑走路のない旧日本海軍「秘匿基地」海面から飛び立つ”下駄履き特攻”で若者が死んだ
神馬文男さん(98)「みんな仲間が行った、次々行った。いつ自分の番になるだろうか。その方がむしろつらかったですよね。戦争終わったって聞いた時は何とも言えないね、感じだったんですね」 ■今も残る機体 戦争の理不尽さ 下駄履き特攻にも使われた零式水上偵察機に関する展示を行う意味を担当者はこう話します。 万世特攻平和祈念館 楮畑耕一さん「80年前にはこういう飛行機がたくさんあって、実際戦争に参加して、実際それには人が乗っていて、亡くなっている人たちも結構います。実際そういったことがあるということを喚起させる何かがこれにはあると思います」 志摩歴史資料館 稲冨聡さん「ここから沖縄に毎晩往復攻撃に出ました。かなり過酷なものだったと思います。死地に向かうのと同じなので、今平和だからこそここでそういった人たちが生活していたんだといったことを知ってもらいたい」 戦争を体験し証言できる人が減り続けている中、下駄履き特攻という言葉と今も残る機体は戦争の理不尽さを静かに語りかけています。
RKB毎日放送
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