兵庫・斎藤知事「巳年の年男。ひと皮むけたと言われたい」 地元の新年祝賀会 昨年の失職・再選踏まえ
兵庫県や神戸市、神戸商工会議所などが主催する新年合同祝賀会が6日、神戸市内であった。阪神・淡路大震災から30年、神戸空港の国際チャーター便解禁など大きな節目を迎える年の始まりに、政財界のトップら約千人が集い、交流した。 【写真】兵庫県内政財界のトップらが集った合同祝賀会 斎藤元彦知事は阪神・淡路について「30年で急速に風化するという経験と教訓を、若い世代につないでいくことが大事だ」と強調。4月開幕の大阪・関西万博や神戸空港国際化に触れ、観光活性化への意気込みも示した。文書問題から失職、再選した昨年を踏まえ「巳年の年男として、ひと皮むけたと言われるよう県政を推進する」とした。 久元喜造神戸市長は「災害に強い都市」に向け、30年間進めてきた基盤整備を紹介。国際チャーター便の神戸就航で「新しい国際都市となる可能性を生かし、神戸がグローバル社会に貢献できる地位を獲得したい」と誓った。 川崎博也神商議会頭(神戸製鋼所特任顧問)は、震災から生まれた歌「しあわせ運べるように」の歌詞を引き「強い心を持って、強い絆をつくり、生まれ変わる神戸と兵庫を実現しよう」と関係機関の連携強化を呼びかけた。