「この被告よりも大きなリスクをもたらす性的逸脱者はとても想像できない」

　オハラ判事はマッカートニー被告について、「何度慈悲を乞われても」無視して「無慈悲に」犯行を続けたと指摘した。

　コリガン警視正が報道陣に語ったところによれば、被告はシマロンさんが合法的に入手された銃で自殺すると訴えた時、「好きにしろ」と言ってカウントダウンを始めた。

　コリガン警視正は同被告が「自ら引き金を引いたようなものだ」とし、「この男にふさわしい唯一の場所は刑務所だ」と述べた。

　マッカートニー被告は、脅迫59件、わいせつ画像の作成・頒布の罪数十件、さらに多くの児童に性行為を強要した罪も認めている。

　北アイルランド検察のキャサリン・キーランズ（Catherine Kierans）検事は、被害を受けた少女は約3500人に上ると推定され、中には10歳の女児もいたと明らかにした。

　だが、徹底的な捜査を行っても、被害者の多くは特定できない可能性がある。

　キーランズ検事は、子どもや若者に対し、性的な画像や動画で脅されている場合、助けを求めるよう呼び掛けた。

「これは犯罪だ。責められるべきはあなたではない。信頼できる大人に相談してほしい」と述べるとともに、マッカートニー被告の有罪判決に貢献した勇気ある被害者たちを称賛した。【翻訳編集】 AFPBB News