介護福祉士会創立30周年 「人材育成に全力尽くす」
日本介護福祉士会(及川ゆりこ会長)は、8月24日、ベイサイドホテルアジュール竹芝(東京都港区)で、創立30周年の記念式典を開催した。 同会は新ゴールドプランが策定された1994年に創立。田中雅子氏が初代会長に就いた。介護保険制度が始まった2000年に法人化され、13年には公益社団法人になった。現在、会員は3万4000人に上る。 及川会長は「この30年間、介護福祉士の役割はますます重要となっている」と述べ、今後も多様なニーズに応えることが重要だと訴えた。その上で「今後も、利用者一人ひとりの、その人らしい生活を支えるための人材育成に全力を尽くしたい」と語った。 式典ではこのほか、及川会長を始めとする役員が壇上で、「介護福祉士の使命は国民の尊厳ある生活と暮らしに責任を持つこと」とする宣言を読み上げた。 式典には、厚生労働省から日原知己社会・援護局長、黒田秀郎老健局長ら幹部が出席。全国老人福祉施設協議会の大山知子会長や、全国社会福祉法人経営者協議会の小泉隆一郎副会長など関係団体も参加した。 その後の祝賀会では、桜の花びらをモチーフにした同会の新たなロゴマークを発表。また、長寿を具現化した七福神の一人である福禄寿を元にした「ふくすけ」というキャラクターも発表された。