久保建英は左サイドに回ってヨーロッパリーグ初勝利 「効率重視」の戦術に自分を落とし込んだ
「手数をかけない」 久保もそこは徹底していたようだった。左サイドで1対1になり、中が揃っていなかったら、縦に切り込んでニア上に強烈な左足シュートを放った。味方が幅を取って中央を走ったところでボールを受けると、そのまま右足ミドルで狙った。久保はチーム戦術に自分の技術を落とし込んでいた。そこまで際立った活躍にはならなかったが......。 今はチームが勝利を重ね、力をつけることが先決だろう。ラ・リーガだけでなく、EL も長丁場の連戦が続く。スペイン国王杯もスタートする。 ラ・レアルが戦い方のバリエーションを増やすなか、久保の爆発が期待される。次戦は27日。しぶとい戦いを信条とするオサスナとのホーム戦だ。
小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki