幸楽苑、3年ぶり黒字に 9月中間決算、限定商品の投入が奏功
幸楽苑(郡山市)が12日発表した2024年9月中間決算は、純損益が5億1200万円の黒字(前年同期は2億5300万円の赤字)だった。期間限定や時間帯限定商品の提供を通じて売上高や客数を伸ばし、中間決算では3年ぶりに黒字に転換した。 売上高は137億1300万円(前年同期比5・0%増)、経常損益は4億300万円の黒字(前年同期は4億2100万円の赤字)だった。 ラーメン事業が好調で、冷やし中華をはじめとした夏定番メニューを気温上昇に合わせて4月から投入するといった販売戦略や、9月のグランドメニュー変更が奏功し、売上高が前年同期比で10・7%伸びた。店舗展開では、新規出店せずに不採算店舗の閉店を進め、グループ店舗数は前年同期比49店減の373店舗とし、収益力の強化を図った。
通期業績、上方修正
実質の通期業績予想も上方修正した。売上高は従来予想の260億円から275億円、経常利益は4億5千万円から8億3千万円、純利益は2億5千万円から7億8千万円に修正。持ち株会社体制を10月に解消したことから、従前通り連結していたと仮定した場合の予想値を公表した。
福島民友新聞