マンC、なでしこDF清水梨紗の手術成功を報告…パリ五輪で右ひざ前十字じん帯を断裂
マンチェスター・シティ・ウィメンは12日、同クラブに所属するなでしこジャパン(日本女子代表)DF清水梨紗について、手術が成功したことを報告した。 清水については、パリオリンピック2024(パリ五輪)を戦うなでしこジャパンに招集され、7月25日に行われたグループC第1節のスペイン女子代表戦(●0-2)に先発出場。しかし、同試合の66分、自陣右サイドでFWマリオナ・カルデンティと対峙した後、右ひざのあたりを抑えて倒れ込む。最後まで起き上がることができず、担架によってピッチから運び出された。 その後、JFA(なでしこジャパン)およびマンチェスター・シティによって、清水がパリ五輪を戦うチームから離れることが発表。クラブで治療に専念すると明かされていた。 そして12日、マンチェスター・シティ・ウィメンはクラブ公式X(@ManCityWomen)を通して、ひざの前十字じん帯を断裂していた清水が手術に踏み切り、無事に成功したことを報告。なお、手術の実施日、全治までに要する期間等は明かされていない。 今後は同クラブの施設であるCFAでリハビリに励むこととなる。クラブは「マンチェスター・シティのスタッフ一同、彼女の回復を心より祈っています」とコメントを出した。 現在28歳の清水は日テレ・東京ヴェルディベレーザを経て、2022年夏にウィメンズ・スーパーリーグ(イングランド女子1部リーグ)のウェストハム・ウィメンへ完全移籍加入。2シーズンに渡って主力を張り、公式戦通算54試合に出場したものの、今年6月30日の契約満了をもって退団していた。その後、今年7月12日にはマンチェスター・シティ・ウィメンへの加入が決定。契約期間は2027年6月30日までの3年間で、背番号は「2」に決定していた。 また、なでしこジャパンとしては2018年2月にデビューを飾っており、その後はFIFA女子ワールドカップとオリンピックの舞台を2度経験。これまで公式戦通算80試合出場4ゴールを記録している。 今回の負傷により、新天地のマンチェスター・シティでは出遅れることが決定。万全な状態で戻ってきた後、イングランドの地で躍動する清水の姿を見られるのが待ち遠しい。
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