北朝鮮の「汚物風船」騒動のウラで、いま韓国・文在寅の「北朝鮮擁護」が“大注目”されるワケ
翻弄される韓国国民
韓国では、文在寅政権が終わった後に次々と疑惑が浮き彫りになったことで、これまで左派思想者たちがどういった活動によって社会侵食、扇動を行なって来たかを理解する者たちが増えた。 また、これまで「祖国統一」「一つの民族」を大義名分に活動してきた団体はほとんどが利権、疑惑まみれだったと国民は知った。 さらに、北朝鮮が昨年末から年始にかけて韓国を「敵国」認定してきたことで、北朝鮮と韓国の本当に現実も目の当たりにしてきた。だから、これまでのように従北思想の人たちを信頼しなくなってきていることは事実だろう。 しかし、最近は物価高などの生活を直撃する経済問題が喫緊の課題であることから、そこに“人参”をぶらさげてきた野党に票を入れてしまった。思想とは関係ないが、補助金をだす政党に票を入れたのが今回の選挙結果であった。 今後、韓国では「祖国統一」「一つの民族」の嘘に騙される人は少なくなるだろう。北朝鮮の現実を知れば知るほど、さらにそうした認識は広がるはずだ。文在寅前大統領をのぞいて、は……。 さらに連載記事『文在寅「回顧録」の“驚きの中身”…! 韓国で「文在寅大復活」という“悪夢のシナリオ”が幕を開けた』では、いま韓国で起きている“もう一つの異変”についてレポートしよう。
豊 璋(在韓国コンサルタント)