フィッシングサイト撲滅チャレンジ杯 日大工学部が全国6位 74件のサイトを閉鎖 福島県警から賞状授与
日本サイバー犯罪対策センター(JC3)のフィッシングサイト撲滅チャレンジカップで、福島県警サイバー防犯ボランティアを担う郡山市の日大工学部情報工学科の3年生3人が133チーム中6位の好成績を収めた。犯罪被害の拡大防止に貢献したとして3日、県警サイバー犯罪対策課長賞が贈られた。 大会は7月22日から29日まで開かれ、クラロス・ミカエル銀河さん、楠美新快さん、木下豪さんが出場した。3人以下のチームがJC3の支援ツールを活用し、不正サイトを見つけて無効化した件数を競った。3人は授業の合間を縫って臨み、74件のサイトを閉鎖に追い込んだ。 表彰は日大工学部で行われた。県警サイバー犯罪対策課の黒須英昭課長が一人一人に賞状を手渡し、「培った能力の高さを証明してくれた」とたたえた。 3人は大学で情報のセキュリティーやシステムを学び、7月に県警サイバー防犯ボランティアの委嘱を受けた。クラロスさんは「サイバー空間の浄化に貢献できた」、楠美さんは「頑張りが報われた」、木下さんは「勉強している分野での表彰はうれしい」と喜びを語った。