シャンシャンの7歳の誕生日:日本での盛大なお祝いと中日文化交流
【東方新報】上野動物園(Ueno Zoo)から中国に帰った雌のジャイアントパンダ香香(シャンシャン、Xiangxiang)が12日、7歳の誕生日を迎えた。ソーシャルメディア上では、多くの日本のユーザーがお祝いのイラストを投稿し、「上野のプリンセス」として過ごしたシャンシャンとの思い出を振り返り、中国で健康に成長していることを遠くから祝っている。 12日、中国駐東京観光事務所、中国駐大阪観光代表処、四川省文化観光庁、中国国際航空(エアチャイナ、Air China)、四川航空(Sichuan Airlines)の共催による「ジャイアントパンダ『シャンシャン』の誕生日会」が、東京中国文化センター(China Culture Center Tokyo)で盛大に行われた。 中国駐東京観光事務所の欧陽安(Ou Yangan)主任、東京中国文化センターの羅玉泉(Luo Yuquan)主任、上野動物園の冨田恭正(Yasumasa Tomita)副園長、前上野動物園園長の日本パンダ保護協会(PPIJ)の土居利光(Toshimitsu Doi)会長、中国国際航空会社の日韓地域代表、四川航空東京支店代表、中日文旅企業代表、新聞メディアの記者、そして抽選で参加したシャンシャンのファンやパンダ愛好家たち、200名近くのゲストが集まり、シャンシャンの誕生日を共に祝った。 欧陽安主任挨拶の中で、1972年の中日国交正常化以来、ジャイアントパンダは両国民が温かみを伝え、友好と祝福を表す重要な使者となっており、パンダの保護と研究分野での中日両国の協力が始まったことを象徴していると述べた。2023年にはシャンシャンの誕生日会を4回開催し、日本の数万のパンダファンから熱烈な注目と愛情を受けた。また、これによってさらに多くの日本人が中日両国がパンダの保護と研究分野で長期にわたり行ってきた協力の歴史とその豊かな成果を知る機会となった。この誕生日会を通じて、ジャイアントパンダが中日友好の使者としての役割をさらに発揮し、中日両国の人びとの心の結びつきを促進し、中日友好の事業を前進させるための貢献を期待していると述べた。 冨田副園長は、動物園が日中協力の下でジャイアントパンダの研究保護に参加してきた経緯を振り返り、中国に帰国した後も新しい環境に適応し、元気に成長しているシャンシャンに対して大変喜んでいると述べた。富田副園長は、ジャイアントパンダの保護は複雑で長期にわたる仕事であり、細やかな飼育と同伴、生息地の保全と建設に努める必要があると強調した。 土居利光会長は、ジャイアントパンダの保護が種の継続だけでなく、地球を大切にすることにも関連していると述べた。四川省(Sichuan)でジャイアントパンダの保護研究を行うために何度も訪れた経験を踏まえ、より多くの日本の人びとがパンダを愛し、故郷である中国を訪れ、中国をより深く理解し、中国を好きになることを望んでいる。 誕生日会はユーチューブ(YouTube)でもライブ配信され、現場に来られなかった多くのシャンシャンファンがこの忘れがたい瞬間を共に体験し、共有することができた。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。