「か」のあるなしに感じた大谷翔平の公私に渡る充実ぶり まさかの“おのろけ発言”も「寂しいと言わせたいです」
◆米大リーグ ナショナルズ2―11ドジャース(24日・米ワシントンDC=ナショナルズパーク) 【動画】あと少しでホームラン! 3本目二塁打にスマイルの大谷 ドジャース・大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。メジャー初の1試合3二塁打で猛打賞をマークした。26試合でメジャートップの14二塁打は、年間87二塁打ペース。「走打二刀流」の今季は、MLB記録を93年ぶりに塗り替える可能性も出てきた。試合前の取材では、敵地の遠征に真美子夫人(27)が帯同していないことを明かした上で、まさかの“おのろけ発言”も。充実の心の内を中村晃大記者が「見た」。 何度聞き返しても、大谷がのろけていた。今回の遠征に真美子夫人(27)は帯同していないと本人が明かした。初見参のワシントンDCからトロント、アリゾナと続く敵地9連戦。今年の2月29日に結婚を発表した“新婚さん”に「遠征中、寂しさはないですか?」と質問が飛んだ。「寂しいと言わせたいです(笑い)」。予想外の返答だった。 最初は「(自分に)寂しいと言わせたいですか(笑い)」に聞こえた。結婚会見時にも、公表した理由を「皆さんがうるさいので(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに報道陣をイジったように、こちらの意図をくんだスマートな“返し”も大谷の魅力。この日もその軽妙なやり取りに、笑いが起きた。しかし、間違いがあっては失礼と、録音を聞き直した。すると「か」の文字がない。「(真美子夫人に)寂しいと言わせたいです(笑い)」だった。1文字で全く意味が変わってくる。大谷らしいと言えばそうなのかもしれないが、取材の中でこんな冗談が飛び出すということは、公私ともに充実しているということなのだろう。 「基本的に休み(試合がない日)の移動がうち(ドジャース)は多いので、自宅で丸一日休みは今のところあまりない。一緒に散歩に行ったりとかはしますけど、そこまで丸一日どこかに行くみたいなことはまだないかなと思います」と普段の生活の一部も明かしてくれた。元通訳の水原一平容疑者がいなくなった今、「いてくれて良かった」と感謝する愛妻と愛犬デコピンの存在が、ロサンゼルスから大谷を支えている。(中村 晃大)
報知新聞社